全国の日本画ファンの皆様
こんにちは、日本画家 本地裕輔(もとじゆうすけ)です。
2024年12月7日(土)〜25日(水)※会期中無休
名古屋松坂屋美術館にて
東京都台東区東叡山寛永寺根本中堂天井絵奉納記念
手塚雄二展 ー雲は龍に従うー
のギャラリートークを観覧いたしました。
台東区上野の「寛永寺」は2025年の創建400周年だそうです。
展覧会初日は、日本画関係者の方や院展ファンの方で賑わいました。
手塚雄二先生の先生が平山郁夫先生です。
手塚雄二展 ー雲は龍に従うー
美術館入り口です。
2日目のトークでは東叡山寛永寺根本中堂の天井絵の制作に携わった日本美術院
加来万周(かくばんしゅう)氏、永井健志(ながいたけし)氏、松下雅寿(まつしたまさとし)氏とともに制作のエピソードをお話しされました。
このメンバーは手塚先生の大学院の模写研究室のメンバーの方で院展でも奨励賞を受賞されている有名な日本画家さんです。
400年前の檜板に400年前の唐の時代の墨で描かれたそうです。
制作は5年の歳月を要し、1年間を大下図に費やしたそうです。
通常の大下図は線のみですが、檜に描かれる前に調子を徹底的に追求されたそうです。
手塚先生はこの龍の動きを確かめるためにCGの専門の方に龍の動きの解析もお願いされたそうです。
また、板は三人では重たいために手塚先生も重い板を一緒に運んだそうです。
板は(下駄状)になっており大変重たいようです。
初めは白い龍として下地を作りそこに手塚先生が墨で「魂を込める」制作手順とのことでした。2匹の龍は「阿吽」を表現されているそうです。
6×12メートルの壮大な天井画です。金、プラチナ、墨、胡粉で描かれています。
箔の部分は松下雅寿(まつしたまさとし)氏の制作部分とのことです。
ー雲は龍に従うーの小下図です。
背景が400年前の天井板の古色で描かれています。
手塚雄二展の会場は秋の院展、春の院展の作品も並んでおりました。
展示会場風景は写真撮影可となっておりました。
以下松坂屋美術館 公式HPより抜粋
【展覧会名】
東叡山寛永寺根本中堂天井絵奉納記念 手塚雄二展 雲は龍に従う
【会期】
2024年12月7日(土)〜25日(水)※会期中無休
【開館時間】
10時~18時 ※入館は閉館30分前まで
【会場】
松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
TEL 050-1782-7000(大代表)
【会場アクセス】
地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口)
地下鉄栄駅16番出口より南へ徒歩5分
【主催】
松坂屋美術館、日本経済新聞社、中日新聞社
後援
台東区
特別協力
東叡山寛永寺
【入館料(税込)】
一般800円(600円) /高・大生600円(400円) /中学生以下無料
松坂屋美術館各種優待について
取扱:
■ローソンチケット(Lコード:43584)
■チケットぴあ(Pコード:687-080)
■イープラス
店頭販売:
■ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:43584)
■セブンイレブン店内マルチコピー機(Pコード:687-080)
■ファミリーマート店内マルチコピー機
10:00~18:00 松坂屋名古屋店南館7階
※各プレイガイド(前売券・当日券)のご購入の入館券は、松坂屋の契約駐車場サービスの対象外となります。
EVENT
ギャラリートーク
場所:松坂屋美術館内
※参加費無料(当日有効の美術館入館券が必要です。)
●「手塚雄二氏 自作を語る」
12月7日(土)14時~
●「《叡嶽双龍》制作現場を語る」
12月8日(日)11時~
天井絵の制作に携わった加来万周氏、永井健志氏、松下雅寿氏とともに制作のエピソードをお話しします。
デジタルチラシ
ご入館について
●諸事情により展覧会の営業時間・会期が変更となる場合がございます。
●展示会場及び物販コーナー内の混雑を適正に保てるよう入館者数の制限をさせていただく場合がございます。
●お問い合わせ
【日本橋三越YouTube公式チャンネルより】(ギャラリートーク30分)
2024年3月2日(土)午後2時から、日本橋三越本店本館1階中央ホール
【中日新聞にて】2024年12月8日朝刊ーー手塚雄二さん会心の龍
手塚雄二先生のー雲は龍に従うー
松坂屋美術館にて2024年12月25日まで開催しておりますので
東海地区にお住まいの日本画ファンの方は必見の展示です!
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