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日本画 描き方 2018春の院展出品作品

日本画をお描きの全国の皆さん、まさに今、春の院展の制作中でしょうか。


日本画の描き方でお困りの初心者の方は、ぜひお読みください。


今回は本地裕輔の

2018年、第73回・春の院展出品作

『列』の制作過程をご紹介します。


写真上、完成作品です。ファーストフード店に並ぶ人をモチーフに描きました。


使用した絵の具は、主に胡粉、藍墨色13番です。



写真上、20センチ程度の正方形の小下図です。この段階でどのような見え方になるかをイメージしながら制作します。

写真上、小下図に色を塗ったものです。

本画には、手を入れる際にこの、見え方の順番を守りながら、描いていきます。

例えば、右の人物が、いきなり進むことはなく、中心に手を入れながら、進めていきます。

写真上、トレースしたものを、骨描きする前の段階です。

線の抑揚をつけずに、単純な一本の線で、描いていきます。

骨描きが終わったら、墨で濃淡をつけながら、隈取りをしていきます。

この段階で、濃淡をつけていきます。


中心の人物に合わせて、4隅の調子を探ります

マスキングテープも、貼っておきます。

写真上、貼ったマスキングテープの上に、銀箔を貼ります。

箔を3時間くらい、しっかりと扇風機を当てて乾かします。


写真上、乾いた台所スポンジで、優しくこすると、絵の具が、箔の下から出てきます。

山口貴士さんから教わった技法です。


中部地方では『山口貴士技法』と呼んでいます。

写真上、使用している筆です。



白黒のモノトーンで、ある程度進んだら、色彩を入れていきます、


初めから色彩を入れると、『色が暴れる』ので、完成間近で、入れます。

東京芸術大学の院展の同人の日本画の保存修復の先生が、私の作品の講評の時に


『カップルは2人だからうまくいくのです。これが3人、4人、になるとまとまらなくなります。色もそれと似たところがありますね。私は1つの作品に5色までと決めています。変換できる色はまとめてしまいます、これを色彩の五目飯化(ごもくめしか)と名付けています。』


と、おっしゃっていました。

写真上、作品を額に入れます。

公募展の場合は、規定サイズが違うと、事務局より電話がかかってくるので、

必ず、額縁の規定サイズを、よく確認してください。



裏面右上に出品票を貼り付けて、搬入です。



#日本画描き方

#山口貴士

#春の院展


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