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パジャントの細部


「パジャント」


日本画専攻の受験を経験した方は

一度は描いたことがある石膏像だと思います。


石膏の解説書などでは


「マルス-闘神」


「ヘルメス-ゼウスの使い」


「モリエール-劇作家」


と多くの石膏像のエピソードが解説がされています。


しかし

「パジャント」は、多くの解説書で

「詳細不明」とされてきました。


あくまで、仮説が多い「パジャント」ですが、


山口貴士さん、岸本浩希さんの合格した

2002年、2003年の愛知芸大の入試では

「パジャント」が2年連続して出題されています。


東京芸大でもパジャントはよく出題されており専門家から見ても美しい造形の像です。


顔立ちは、「マルス」や「ヘルメス」のようなギリシャ様式で作られています。

おでこから鼻にかけて直線の造形です。


反対側からです。髪飾りの「ノミ跡」が荒削りと顔のなめらかさが対比しています。



正面・左は

「ほほ」と「まゆ」が丸みをおびているのが特徴です。

ほぼ対象の中に非対称があり、生命感を感じます。



口元は見る角度によって、ほほ笑みます。

この角度から見ると、口角があがり

ほほ笑んで見えます。


石膏デッサンの遠く後列から見ると

口は一直線に見えます。


私は高校2年生のとき名古屋駅の予備校の夏季講習で、このパジャントの口の雰囲気がうまく描けずに講評で恥ずかしい思いをしました。



頭部はヘアバンドの様な飾りもありますが、石膏デッサンでこのアングルはほとんどありません。構図は頭部を少し切ることが多いのであまりじっくり観察されていない部分です。



このアングルは、手前の肩のひだから顔までの距離がイメージしやすく多くの名作が生まれる構図です。顔から髪飾りにかけての色の変化が豊富に生まれます。


私は高校の時はその変化には気付かず、朝早くからアトリエに入り放課後遅くまで1カ月くらいかけ、髪の毛を全て丁寧に木炭で描きましたが、光の変化を理解しておらず上手くいきませんでした。


3浪目の秋ごろからようやく

『状況感の差』描くことが少し分かった気がしました。



パジャントの石膏デッサン

ほんとに楽しいですね!


写真上の見え方だと、ステッドラーのFを中心に描きたい色合いですね。



パジャント、または石膏デッサンに関するお悩みも、ホームページ連絡先からお気軽にご相談下さい。


#石膏デッサン #パジャント



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