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日本画・描き方 名古屋オアシス栄の風景


新型コロナウィルスの影響で、全国で自粛の日々が続いています。


百貨店や画廊も営業を停止しており、日本画業界も発表の場所が少ない状況で

収束後の展示に向けて制作を続ける方の話をおおく耳にします。


ステイホーム・おうち時間で、

現在ご自宅で日本画を描かれている方も多いと思います。



さて、自粛・STAYHOME/おうち時間での


『日本画の描き方』です。


今回は本地裕輔の『M80号』サイズの日本画の描き方のご紹介です。







写真上・トレース段階です。高知麻紙に薄墨を塗ってトレースします。

秋の院展の場合は通常は「厚み」を出すために水干で地塗りをしますが、今回は薄墨で描きます。

小下図を常に見ながら仕上がりをイメージしてトレースします。



写真上・


カーボン紙で転写します。仕上がりが青い絵なので、今回は「青のカーボン紙」

を使います。




写真上・


トレースの後は、墨で


『骨描き(輪郭線)』と『隈取り』を

同時に行います。


本来の日本画の描き方は、『骨描き』→『隈取り』の順番ですが、


本地裕輔の場合は、画面のバランスを早く知りたいので骨描きと隈取りを

同時に行いますが、モチーフによってはおすすめです。


山口貴士さんの場合は『骨描き』を確実に終わらせてから『隈取り』です。

これに関してはどちらがいいとは言い切れません。




写真上・

画面の中心から墨を入れていきます。

①→②→③の順番に描いていきます。


中心を見ながら画面全体にバランスよく描いていきます。



写真上・

一通り手が入った状態です。

画面の下5分の1くらいは見た目が

『重く』ならないように、墨の量は最低限にしています。


ほとんど『骨書き』で処理しています。



写真上・

白黒で描いていますが、人物の服の色が単調にならないように全体を見ながら

服同士の濃さを比べながら少しづつ濃度を変えていきます。






写真上・

刷毛で大きくトーンをまとめます。

この仕事が、今後の出来上がりの見え方を左右します。


技法書などにはは


『大まかに描いてから細かく』


が、一般的ですし、基本的にはそれで良いと思います。



ところが、

本地裕輔、岸本浩希さん、山口貴士さんらは


『細かく描いてから → 大きい仕事をする』


ことで、画面の複雑さを作っていきます。


一度『細かく描いてから → 大きい仕事をする』を試してみてください。


そして、本地裕輔に感想を教えてください。


写真上


墨の上に胡粉で『水平の面』『上面』を意識して平筆の小で描いていきます。




写真上

白黒のバランスが整ったところで、ようやく色を入れていきます。

見切り発車で『色』を入れてしまうと。『明暗』と『色』のバランスが難しくなりやすいです。青を入れている部分は墨をのせた部分が多いです。





写真上

制作途中で引っ越したので、床が変わりました。

引越しの理由は、様々ですが絵が描きやすい物件を常に気にしています。


よく、日本画家加藤千奈さんにも、『いつでも引っ越したい』とよく話していました。




写真上

色をのせて、『空刷毛でぼかす』を繰り返して ほぼ完成してきました。

見せたい部分と、サブの部分のバランスをみて完成させていきます。










写真上

今回使用した絵具です。


岩絵具は9番と11番に限定して使っています。


8番、10番、12番は使うと自分の考えが混乱してくるので思い切って捨てました。




左・完成作品です。



最近、本地裕輔サイトより全国から

たくさんの描き方の質問を頂きます。


一つ一つなるべく丁寧に返信しております。


何か気になる技法などあれば、いつでもご質問お待ちしています!


#日本画描き方

#日本画岩絵具


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