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日本画 描き方


日本画の描き方、手順がお困りの初心者の方 

多いと思います。

●2015年 第99回 再興院展の出品画を使って日本画の制作手順を参考までにどうぞ。


● 写真上が 秋の院展の『冬冴え』完成作品です。サイズは2200ミリ・1750ミリです。高知麻紙にて制作しています。実際の現場に行ってスケッチをしたものを『小下図』に起こしてから製作します


●写真上 まず墨のみで『地塗り』と線描きをします。

●右下には『小下図』があります、

実際のパネルの比率を10%程度にしたもので、

これで手順確認も兼ねて一度完成まで描きます。


●日本画の描き方や手順では、基本的には写実の場合は特に

『大幅な塗り直し』が向いていないので、この小下図で色や、形はほぼ完成させておきます。


●写真上、画面に面相筆で直接、線描きをします。

この墨線は、最後は消えてしまうのですが、この段階で画面の目線や遠近感などデッサンの狂いを確認します。


●写真上 

画材は

右の皿、藍墨色11番

左の皿、墨灰末9番

第1回目 盛り上げです。筆は『得応軒』即妙(大)です。

画面の上に 皿を直接置いてはいけないので、ちり紙を引いてます。

画面の上にも座布団で座って、描きます。

パネルの『さん』の位置を把握して乗ります。


●写真上、盛り上げが、おおむね完成です。

人によっては何周もしますが、この作品の場合は色を乗せていくので、

これで良しとしました。

●日本画画材は、藍墨色、墨灰末の2色ですが、前後の空間をイメージしながら盛り上げました。

●少し絵の具が床に垂れても気にしません。

日本画大作の場合は、絵にもよりますが、『盛り上げ』を描き方の手順に入れている場合が多いと思います。


●写真上、

使っている画材です。結構、散らかります。

上の方に亀が白い箱に入っています。


●写真上、画面中心に『白緑』を塗ります。

黒で、盛り上げた部分にも、ほんのり重ねていきます。

制作ペースが、早いか遅いかよく分かりませんが、

この段階が、およそ院展搬入の1週間前くらいです。

お盆のセミが、ミンミン聞こえる時期です。


●写真上、完成です。

日本画画材は胡粉や、淡口金茶(びゃく)など細かい絵の具で画面を

『洗って』いきます。

●9番や11番などの粗い絵の具の間に、細かい絵の具が入ると、日本画の画材ならではの面白い効果が生まれます。

●日本画の制作手順で、一般的なのは、

1下地に胡粉

2水干絵の具

3墨で骨描き

4盛り上げ

5描写

ではないでしょうか、ただ、モチーフや、表現したい内容によって、大下図を省いたり、墨の工程を省いたり、繰り返し日本画を描く中で、それぞれの方の独自の制作手順が生まれてくると思います。

(日本画 描き方 制作手順 初心者) 

#日本画描き方 #院展

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