春の院展 制作過程 日本画描き方 全て公開!!

更新日:4月29日

日本画を描かれる皆様、こんにちは本地裕輔です。

今回は、第77回・春の院展出品作『プリンセス大通り』の制作過程を紹介です。


写真下・完成作品です。名古屋栄のプリンセス大通りの夜景を描きました。




以下・日本画制作手順です。



小下図です。

調子の大まかな流れを確認します。

私の場合は、見え方のイメージを優先してるのであまり、細かくは描いていません。


下図のトレースが終わった段階です。カーボン紙の黒で写しています。

カーボン紙は油性なので少し水を弾きますが、私の場合はその方が後半まで線が見えやすいので念紙よりも好んでカーボン紙で写しています。

今回は夜景なので『黒』で描きました。


画面の中心から墨を入れていきます。ここのビルが消失点なので、なるべく『細かく』描いていきます。


画面中央との『見え方の差』をつけるために手前の状況は『様子見』で、おっかなびっくり手を入れていきます。どの段階でも手前が主張しすぎることのないように気をつけています。画面のバランスが一度崩れると、立て直すのが本当に大変です。。



全体の見え方のバランスができてきました。手前や画面の端にはあまり手を入れていません。常に真ん中が見えるように描いています。


ここで、夜景に見えるように『藍墨色9・11・13』をたっぷり塗り込みます。

寒色系なので夜の雰囲気に ぴたりと思い、『藍墨色』を選択しました。

藍墨色の後は、補色の『金雲母』をライトの部分に入れていきます。

ほんのり空にも金色を入れて画面全体に光の印象を大まかに入れていきます。

水を多めにして、下の藍墨色が少し透けるように描いています。

赤・青・黄色 3原色を入れて賑やかに見えるようにします。

実際の風景にはない色も入れています。絵の中で華やかに見えるように少し演出を加えます。白い縦の線は「マスキングテープ」を貼っています。

完成です。

胡粉を何回も薄くかけて、夜のぼんやりした感じを出すように心がけました。

額は、真ん中が明るく見えるように黒い額を選びました。


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