日本画 雪景色 描き方
日本画で風
景を描かれる全国の皆さん
今回は、雪景色の日本画の描き方です。

写真上 完成作品 「煌」 P10号

描き出しは3色です。
金雲母、胡粉、岩焦茶9番で、
おおまかに、全体の印象をとらえます。
画面全体を、大きな視野でみながら
部分にこだわりすぎずに描きます。
描き出しでは
「上の面」は、紙の地を極力とっておきます。「垂直の面で描写をできるか」
が、うまくいくコツです。
この論理は「透明なもの」や、
「白いもの」が垂直だと、とても難しいです。。

画面の左上や水面に少し分からない程度に岩白緑で青みを入れます。
黄色と青は補色の関係なので
色に深みがでます。

葦(あし)を胡粉で描きます。
1つ1つ説明するのではなく全体をみたときの「白いかたまり」であるという意識で描きます。

鳥のオオバンを素鼠9番で描きます。
毛は説明せずに全体の柔らかいシルエットを強調して描きます。
これを「シルエット描写」といいます。

最後に落款を押します。

記録用写真は
カラーチャートも一緒に使うと色が正確に写せます。
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