検索

春の院展 小下図



現在 春の院展に向けて『小下図』を描いています。

●よほどの上級者でない限り、日本画を制作する手順、描き方においては

『小下図』が大切な役割をしていると思います。

特に初心者の場合は完成までの手順を小さい画面で一度描き方を体験できるからです。

●パネルはおよそ10分の1程度のサイズに、雲肌麻紙を水張りし、岩絵の具で

完成とほぼ同じところまで、『作業工程の確認』も兼ねて行います。

ここでおおむねシュミレーションが完成し、制作の見通しが立ちます。

●日本画では、大きな本画を描く前に、

このような『小下図』を作ることが作業工程では行われます。

●写真は濃黒茶9番でマチエルと厚みを出しているところです。

『黒いマット』を敷くことで『紙の白』が見やすくなる効果があります。

●この段階で、実際に大きな絵にして良いかも、検討を立てます。

色合いなどは、大きな画面で大幅な修正は、日本画の描き方にはあまり向いていません。

●スケッチで捉えた『現場の臨場感』を意識しながら、

墨と濃黒茶、胡粉の組み合わせで進めています。

●筆は得応件の鼬長鋒面相です。小下図では、即妙(大)などは少し難しいかもしれません。

日本画の小下図は一見甘く見られがちですが、特に院展などの大作の場合は、小下図を描くのをおすすめかと思われます。

#本地裕輔 #日本画描き方 #日本画

139回の閲覧

Copyright © 2016 Yusuke Motozi All Rights Reserved.