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日本画HP 本地 裕輔

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2025年【第110回院展】名古屋松坂屋レビューと作者のInstagramリンク

更新日:11月24日


全国の日本画・院展ファンの皆様こんにちは

日本画家の本地裕輔(もとじゆうすけ)です。


第110回再興院展 (日本画公募展)名古屋展が

松坂屋美術館 松坂屋名古屋店南館7階にて

2025年11月22日(金)〜11月30日(日)の9日間で開催されます。

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院展は初日に多くの来場者で賑わっており、日本画ファンの方々の注目度の高さを改めて感じました。


以下、気になった作品をアップします。

Instagram のリンクもあります。

(会場内の作品の撮影は可能となっております)

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松坂屋・院展会場入り口



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日之神 井手康人先生(同人)

神話をもとにバリの女性の群像が描かれています。



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岡田 眞治先生  おかだ しんじ   「祈りの丘」

十字架の風景です。十字架の丘はリトアニアのシャウレイという都市から北にある、何万本もの十字架が建てられた丘だそうです。




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松村公嗣先生(同人) 星空


【日本美術院公式H Pより】

満天の星空を見上げながらふと自分を思う時、人生とはあまりにも短く儚いものに思えてきます。同時にそれが無限の事に感じるほどゆっくりと瞬いてくれもします。


一度絵に描いてみたいと思いながら一歩踏み出せずにいましたが、まだ体の動く今、挑戦することにしました。


地球で起きている不穏な出来事を凌駕する宇宙では、宗教や価値観で争う事すら無意味に思えてきます。


ひとつひとつの光を無限への憧憬として描きました。


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 岩永てるみ先生

 「玻璃越しの風景」




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坂根 輝美 さかね てるみ   「はなむけ」

日本美術院賞

⚫︎(大観賞) 東京都知事賞


3人の人物が描かれています。

かつて共に画家を志しながら辞めていった友人に向け花束を贈るという「はなむけ」の思いを込めたとのことです。



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大村 有香 おおむら ゆか   「捧物」

馬と植物が描かれています。風景や植物も描かれた不思議な世界観の作品です。

オリーブ系のカラーも素敵ですね。



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加藤 清香 かとう さやか   「這う」

猫の散歩道でしょうか。猫の視線の先が気になる作品です。



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中井 香奈子 なかい かなこ 「ニライカナイ」

日本美術院賞

⚫︎(大観賞)

日本美術院公式HPより

作品のモチーフは沖縄県石垣島の海岸にしげるマングローブ林です。


タイトルの「ニライカナイ」とは、琉球や奄美地方に伝わる他界概念の一つで、遥か遠い東の海の彼方、または海の底、地の底にあるとされる理想郷や神界を指します。豊穣の源であり、生命が生まれ、死者が還る場所であり、祖先の神々が暮らす場所と考えられているそうです。


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 平林 貴宏 ひらばやし たかひろ   「誰そ彼は誰」⚫︎ 奨励賞

2人の男性が描かれています。室内でしょうか、手前のゴムの木や幾何学的な模様のリズムが心地よいです。



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岸本 浩希 きしもと ひろき   「朝光のマルタ」

朝焼けの光に風景が包まれて金色の美しい時間帯の作品です。



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河本 真里 かわもと まり   「雪しずく」

よく見ると2羽の鳥が画面中央にいます。冬の朝の一場面です。



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阪野 智啓先生  ばんの ともひろ   「春王」


足利義満が描かれています。弓を持つ緊張感のある瞬間の人物歴史画です。




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牧野 環 まきの たまき  「恵の朝」

木々の隙間から朝の光が漏れています。地面の影が時計の文字盤のように見えました。




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松浦 主税 まつうら ちから  

「蠏群械」(かいぐんかせ)


タイトルの「蠏」の読み方は「かに(カニ)」です。

音読みは「カイ」と読みます。これは「蟹」の異体字です。 

「械」の訓読みは、主に「かせ」です。

複数のカニとよく見ると画面左にオウム貝が描かれています。


生命の循環を感じさせるような作品です。





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山口 貴士 やまぐち たかし   「創造と系譜」


レオナルドダヴィンチの模型のような飛行機が並んでいます。

椅子にこしかけた老人は大空をめぐる想像をしているように見えます。

部屋の中の飛行機の形が面白い作品です。



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人力飛行機を憐れむ 同人 村岡貴美男先生



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樹下の劇場 同人 高島圭史先生



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寒山拾得・竹落葉 川崎麻央

人間の化身のような二人の人物が描かれています。




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 山田 雄貴 やまだ ゆうき   「静かな群れ」 ⚫︎奨励賞

鳥や骨格など組み合わせが面白いリズムを生み出しています。




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再興第110回院展名古屋展特別企画

「つなぐ、にっぽん美術」

■特別展示■

「津島祭礼図屏風」高精細複製品

制作:綴プロジェクト(キヤノン、京都文化協会)

原本:大英博物館所属

会期:11月22日(土)〜11月30日(日)

会場:松坂屋名古屋店南館8階

   マツザカヤホール前エントランス



■イベント■


①【屏風がつなぐ、津島天王祭】

津島神社×院展✕キヤノンのトークショー

日時:11月23日(日・祝)

   11:00〜11:45

   13:30~14:15

会場:松坂屋名古屋店南館8階

   マツザカヤホール前エントランス



②【屏風がつなぐ、にっぽん美術】

対話を交えながら津島祭礼図屏風と

院展作品を巡るツアー

日時:11月29日(土)

   13:30〜14:30

会場:松坂屋名古屋店南館8階

マツザカヤホール前エントランス

※参加無料

※事前申込は必要ありません

※トークショーは2回とも同等の内容です

※当日会場にて開始15分前よりご案内いたします

※混雑時にはご参加いただけない場合がございます


画像クリックで東海テレビYouTubeにリンクします
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第110回再興院展 (日本画公募展)名古屋展が

松坂屋美術館 松坂屋名古屋店南館7階にて

2025年11月22日(金)〜11月30日(日)の9日間で開催です。


坂根輝美先生、改めて大観賞 おめでとうございます!








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